一部商店街で通行量増加の兆し
郊外の通行量大幅減少
〜平成21年度通行量調査結果〜
去る10月28日(水)及び11月1日(日)の2日間、中心市街地12地点と旧カネボウ正門前、防府駅の出入口調査を実施した。
【実 施 日】平成21年10月28日(水) 天候:晴れ
11月 1日(日) 天候:雨
【調査対象】歩行者・二輪車(高校生以上)及び四輪車
【調査地点】中心市街地12地点、旧カネボウ正門前、防府駅の出入口調査
1.調査全体の傾向
平日の調査日は、天候に恵まれ10月末にしては一日中暖かい陽気であった。一方休日は、調査前日から急に冷え込みが厳しくなり、風が強く調査開始から強く雨が降っていた。
防府市内12箇所の通行量総数は、歩行者+二輪車の平日は前年比5%減の16,025人、休日は41%減の10,415人であった。休日の大幅な通行量の減少は悪天候の影響が大きい。
四輪車は、平日で1%減の34,555台、休日で14%増の36,979台であった。
2.歩行者+二輪車の動向
平日の歩行者+二輪車を地点ごとに見ると、12地点中7地点で増加、5地点で減少している。
増加している地点は、玉屋模型店前・タネダ前・アルク前・az前・ルルサス防府前・三芳園前・サティ前。商店街地域を中心に僅かではあるが、通行量が増加している。
商店街利用者減少に歯止めがかかったと見ることができると共に、空き店舗への新規出店やチャレンジショップ・若手商店主グループによる専門店の個性を活かした取り組みなど、商店街内での新たな動きがある事もその要因として想定される。
明るい要素が見えてきた商店街地域が出ている中、栄町の移転した大型店周辺の通行量の減少は未だ止まらない。
昨年行った調査では、歩行者+二輪車は駅周辺の回遊性の高まりにより駅高架下の通行量が大幅に増加していたが、今回の駅高架下の調査では平日16%減・休日41%減と大幅に減少している。
要因としては、9月以降ルルサス防府のテナント3店が撤退したことによる集客力の低下が考えられる。
3.四輪車の動向
平日のゆめタウン・サティ前の通行量は減少しているが、アルク前(29%増)・玉屋模型店前(10%増)・ルルサス前(3%増)の通行量が増加していることから、四輪車の総数は昨年と大きな変動はない。
休日の四輪車は、ゆめタウン27%増・サティ前6%増となった。
対して、ロックシティ防府に向かう旧カネボウ正門前の通行量は、平日12%減、休日18%減となった。天候に左右される建物構造がその要因と想定される。
休日の12時よりアスピラートで催し物が行われた事もあり、駅高架下東〜西(80%増)・駅高架下南〜北(19%増)ルルサス防府前(14%増)と駅周辺の通行量が増加した。イベント・催事により中心部に訪れた人を回遊させる取り組みが課題である。
4.まとめ
雨の影響があり休日の比較は難しいが、中心部の通行量総数に大きな変化がなく、郊外の通行量が減少していることから、郊外に比べ中心部に人が集まるしくみはあるものと思われる。
歩行者と二輪車については、商店街地域で通行量が増加、その多くは高齢者である事から、これを踏まえた個店の取り組みにより今後の効果が期待できる。
実際、店頭に興味を引かれる商品を展示している店舗には、来街者が立ち寄る姿が度々見られた。
四輪車の通行量が多い地点は、目的地までの通過だけとなっている為、通行者に対する自店のPRにより、今後の立ち寄りに繋がる取り組みが必要となるだろう。